センターについて
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センターについて
九州国際重粒子線がん治療センターについて
理念
心と体にやさしいがん治療をめざします。
基本方針
1.患者さんを尊重した医療
十分な説明のうえ、患者さんの意思を尊重し、安全第一で診療いたします。
2.外部との緊密な連携による高度な医療
重粒子線がん治療施設として、外部の専門家や施設との緊密な連携のもとで、高度で先駆的ながん治療をめざします。
3.重粒子線治療の普及啓発
患者さんの心と体にやさしい重粒子線治療をがん治療の有力な選択肢として普及啓発することで、がん診療の進歩に貢献します。
4.人材育成と診療の向上
重粒子線がん治療に関する教育、研修を充実させ、医療従事者の育成や質の向上を図るとともに、診療の向上のために独自の研究テーマも追及します。
組織図
令和5年4月1日現在(職員数68名)
沿革
平成19年 | 4月 | 古川佐賀県知事がマニフェストに「がん治療の先端的施設の誘致に挑戦」を掲げて再選 |
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9月 |
粒子線がん治療検討専門家会議を設置 九州内大学の放射線科教授などにより、粒子線の線種、設置場所などの検討を行う |
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11月 | 佐賀県総合計画2007の"充"点項目の一つとして「がんの先端的な治療施設の設置」を位置づける。 | |
平成20年 | 2月 |
粒子線がん治療検討専門家会議から提言 線種は、まず陽子線から導入。運営安定後、次世代炭素線装置を導入。 設置場所は、鳥栖地区。 |
9月 |
古川知事が定例記者会見で「九州先端医療がんセンター(仮称)」構想を公表 設置場所は「九州新幹線「新鳥栖駅」前を予定」 線種は「炭素線(重粒子線)」 |
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10月 | アセンター・セッション(九州先端医療がんセンター(仮称)開設に向けた支援者の集い)を開催 | |
12月 |
第1回事業推進委員会を開催 九州の産学官の代表者により、事業計画の作成を行う |
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平成21年 | 1月 | 佐賀県と放射線医学総合研究所が協力協定を締結(人材の育成・交流) |
4月 | 特別目的会社「九州重粒子線施設管理株式会社(SPC)」を設立(代表取締役:山野宏) | |
10月 |
九州国際重粒子線がん治療センター開設支援委員会を設立 九州の経済界の代表者等により、開設に必要な資金の調達を行うために設立 |
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平成22年 | 1月 |
第4回事業推進委員会を開催 事業計画を承認、一般財団法人佐賀国際重粒子線がん治療財団の設立を承認 |
2月 |
一般財団法人佐賀国際重粒子線がん治療財団設立(理事長:十時忠秀)
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3月 |
財団と放射線医学総合研究所が協力協定を締結 相互の知的資源の活用、人材育成・交流の促進 |
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7月 |
九州大学に寄附講座設置(重粒子線がん治療学講座、3年間) 佐賀国際重粒子線がん治療財団が公益財団法人に認定される。 |
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11月 |
財団と群馬大学が協力協定を締結 重粒子線がん治療研究に関する情報交換、人材育成・交流の促進 |
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平成23年 | 4月 | 久留米大学、佐賀大学に寄附講座設置(重粒子線がん治療学講座、3年間) |
9月 |
工藤 祥センター長就任
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平成24年 | 10月 |
建屋竣工
着工前 建設中 竣工(朝日山から) 竣工 |
平成25年 | 5月 |
九州国際重粒子線がん治療センター開設、開設記念行事の実施
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6月 |
九州国際重粒子線がん治療センター開院 紹介外来・セカンドオピニオン外来開設 |
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8月 |
治療開始(前立腺がん)、治療室B稼働
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11月 | 先進医療の実施 | |
12月 | 頭頸部・骨軟部の診療開始 | |
平成26年 | 3月 |
肺・肝臓・膵臓などの診療開始 平成25年度治療患者数132名 |
4月 | 治療室A稼働 | |
10月 | 九州国際重粒子線がん治療センターが2014年度グッドデザイン賞を受賞 | |
平成27年 | 3月 | 平成26年度治療患者数554名 |
6月 |
十時忠秀理事長退任、中川原 章理事長就任
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平成28年 | 3月 |
平成27年度治療患者数620名 工藤祥センター長退任 |
4月 |
塩山善之センター長就任
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6月 | SPCの山野宏代表取締役退任、川上義幸代表取締役就任 | |
平成29年 | 3月 | 平成28年度治療患者数651名 |
平成30年 | 3月 |
治療室C稼働 平成29年度治療患者数626名 |
4月 | 前立腺がんと頭頸部腫瘍(口腔・咽喉頭の扁平上皮がんを除く。)が公的医療保険適用 | |
12月 | 塩山善之センター長退任 | |
平成31年 | 3月 |
第1期中期事業計画策定 平成30年度治療患者数958名 |
令和2年 | 3月 | 令和元年度治療患者数1,052名 |
7月 | 塩山善之センター長再就任 | |
令和3年 | 3月 | 令和2年度治療患者数1,131名 |
令和4年 | 3月 |
九州重粒子線施設管理株式会社解散、財団に統合 令和3年度治療患者数1,114名 |
4月 | 肝細胞がん(長径4cm以上)、肝内胆管がん、膵がん、大腸がん術後局所再発、子宮頸部腺がん(切除非適応)が公的医療保険適用 | |
令和5年 | 3月 |
第2期中期事業計画策定 令和4年度治療患者数1,215名 中川原 章理事長退任 |
4月 |
外 須美夫理事長就任
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令和6年 | 6月 | 早期肺癌(I~IIA期)、子宮頸部扁平上皮がん(長径6㎝以上)、婦人科領域悪性黒色腫が公的医療保険適用 |
九州国際重粒子線がん治療センター施設概要
名称 | 九州国際重粒子線がん治療センター(愛称:サガハイマット) |
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所在地 | 〒841-0071 佐賀県鳥栖市原古賀町3049番地 |
病床数 | 無床 |
診療科等 | 放射線科 |
予約受付時間 |
(予約電話番号)0942-50-8812 (予約受付時間)月~金曜日(祝祭日除く) 9時~17時 ※新患の方の診察日は原則として月、水、金の午前です。 |
FAX | 0942-81-1905 |
施設の愛称
SAGA HIMAT(サガハイマット)...SAGA Heavy Ion Medical Accelerator in Tosu
(鳥栖にある佐賀の重粒子イオン医療用加速器施設)の頭文字をとったもの
建築概要
- 構造:鉄筋コンクリート造一部プレキャストコンクリート造 地上3階
- 敷地面積:12,234.94㎡
- 建築面積: 4,504.62㎡
- 延床面積: 7,489.91㎡
重粒子線治療装置:日立製作所(三菱電機製)
- 構成:永久磁石ECRイオン源、RFQ型ライナック、IH-APF型ライナック、シンクロトロン、高エネルギービーム輸送系、治療室A(パッシブ方式、水平および45度ポート)、治療室B(パッシブ方式、水平及び垂直ポート)、治療室C(三次元ビームスキャンニング方式(水平及び垂直ポート))
- 性能:炭素イオンビーム(加速エネルギー 最大400MeV/u、ビーム強度 1.0×10⁹pps)
その他の装置等
- 病院情報システム(ソフトウェアサービス製 電子カルテ、医事会計、PACS、診断RIS)
- 治療情報システム:MOSAIQ
- 治療計画装置:XiO-N、CTシミュレータ(治療計画用CT)
- 診断装置:MRI装置(1.5T)、診断用CT装置