医療関係者の方へ

肺縦隔

治療方針の概要

疾患・病態・組織型等 線量分割(1日1回、週4回法)
限局性肺癌
 末梢型 cT1-T2aN0 54.0-64.0Gy(RBE)/4回/1週
     cT2b-T3N0 64.0-72.0Gy(RBE)/12-16回/3-4週
(cT1-T2aN0でも線量制約で上記線量分割が困難な場合には使用可)
 中枢型cT1-T3N0
  気管支壁外腫瘤形成型
68.4Gy(RBE)/12回/3週
  気管支壁内表層浸潤型 54.0Gy(RBE)/9回/3週
局所進行非小細胞肺癌 64.0-72.0Gy(RBE)/12-16回/3-4週
備考

当センターでは、限局性の原発性肺がん および 局所進行非小細胞肺癌に対する重粒子線治療を行っています。病理確定診断がついていることが望ましいですが、病理確定が困難な症例では画像所見や経過(増大傾向)などに基づいた慎重な臨床診断のもとで治療を行っています。その他、術後局所再発、少数個の転移性肺腫瘍(肺転移)やリンパ節転移なども、根治的治療の適応となり、重粒子線治療を行うことの医学的有用性が認められると判断される場合は適宜治療を行っています。患者さんの受診希望や重粒子線治療の適応判断に関する相談についてはセカンドオピニオンも含め適宜対応いたしますので、お気軽にご相談・ご紹介ください。

※転移性肺腫瘍・リンパ節転移の治療の詳細に関しては「オリゴ転移」をご参照ください。

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