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泌尿器科領域

〇保険診療の対象疾患
限局性及び局所進行性前立腺癌(転移を有するものを除く)

〇先進医療の対象疾患
腎癌

他の疾患についても患者さんの受診希望や粒子線治療の適応判断に関する相談についてはセカンドオピニオンも含め適宜対応いたしますので、お気軽にご相談・ご紹介ください。

前立腺癌

治療方針の概要

疾患・病態・組織型等 線量分割(1日1回、週4回法)
限局性・局所進行性前立腺癌 51.6Gy(RBE)/12回/3週(中高リスク群はホルモン療法併用)
備考
該当するリスクに応じて内分泌療法を併用(下記参照)

内分泌療法の併用方針(リスク分類はD'Amicoの分類を準用)

低リスク 重粒子線治療単独(併用なし)
中リスク 短期内分泌療法併用(ネオアジュバント6か月程度)
高リスク 長期内分泌療法併用(ネオアジュバント6か月程度+アジュバントホ2-3年)

内分泌療法:CAB(combined androgen blockade)を原則としておりますが、LH-RHアナログ単独 または Gn-RH アンタゴニスト単独でも構いません。
※併用治療に関するご要望などございましたらご遠慮なくご連絡ください。
※スペーサーや金属マーカーの留置は必須とはしておらず紹介元医師の方針にお任せしていますが、留置の日程は治療計画用CT撮影日と調整する必要があるためご相談させてください。

※治療後は、ご紹介いただきました貴院とともに経過観察を行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

ご紹介に際して必要なもの

  • 紹介状(診療情報提供書)
  • 血液検査の結果(生検前または治療前のPSAがわかるもの)
  • 画像データ:骨盤部CT、前立腺MRI、骨シンチまたはPET-CT
  • 病理診断報告書(生検部位/陽性コア、組織型、グリソンスコアがわかるもの ※プレパラートは必須とはしていません。)

腎臓癌

治療方針の概要

疾患・病態・組織型等 線量分割(1日1回、週4回法)
腎癌 66.0-72.0Gy(RBE)/12回/3週
備考

なお、現在、QST病院(旧放射線医学総合研究所病院)では腎臓癌に対する4回分割照射の臨床試験が行われております。詳細は下記ホームページをご覧ください。
QST病院 腎臓癌の重粒子線治療について

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